掛川東高校は、静岡県の掛川市にある全日制・普通科の高校です。場所は掛川駅の南西に位置します。以前はJR掛川駅の東側に校舎があったのですが、平成16年に現在の場所に移転したため、学校名と実際の位置が合致しない状態になっています。
本校の歴史は古く、その前身として、明治36年9月に掛川町立掛川女子尋常小学校が設置され、それが明治41年に掛川女子技芸学校に改称されました。そして、大正2年、掛川町立掛川実科女学校として創立が許可され、4月より開校となりました。これが創立年度です。その後、大正12年、県立に移管して静岡県立掛川高等女学校と改称され、昭和24年には掛川実科高等学校を合併し、静岡県立掛川東高等学校がスタートしました。平成9年、第1学年が男女共学となり、平成16年、単位制の導入、現在の場所で新校舎の開所式が開催され、平成24年に創立100周年を迎えました。令和4年度に創立110年を迎えました。
そのような伝統校ですから、地域の中で本校が果たしてきた役割や期待は高く、掛川実科女学校以来の卒業生は26,000人を超え、国内外で活躍する人材から地域で堅実に働く人材に至るまで、幅広い人材を輩出しています。
本校の特長の一つは、単位制の学校として幅広い選択科目があるところで、生徒自身が自分の進路希望に応じて選択しています。2年次から文系と理系に分かれ、3年時には文系の中からヒューマンサービス系の科目が選択できます。
校訓は「清く、明るく、正しく、強く」。この校訓のもと、「清楚で礼儀正しく誠実な人物を輩出する良き伝統を継承するとともに、全人的な教育を通して、多様な生徒一人一人の資質の伸長と自立を図り、人生を主体的に創造し、広く社会に貢献できる人間を育成する」ことを教育目標として掲げています。
これまでの良き伝統を継承するともに、新しいことにも積極的にチャレンジし、立ち止まることなく常に進化していきたいと考えています。今後とも応援のほど、どうぞよろしくお願いします。